学童とは


◎仲間との成長の場

 学童 保育には、保護者が学童保育所に預けることを希望する留守宅児童が集まります。また、その保護者のほとんどは、両親ともにフルタイムでの勤務体制であるこ とが多いため、ほぼ毎日、同じメンバーで過ごします。毎日、放課後を共に過ごす中で、兄弟に近い仲間意識が生まれます。

 仲間と共におやつを作ったり、駄菓子を買いに出かけたり、公園で竹馬やカンポックリでのタイムを競ったり、時にはけんかしたりするなかで、お互いを思いやる気持ちが育つことを期待しています。

◎室内外を問わない活動

 どろんこクラブでは、夏休みの間、週2回熱田プールに通います。他にも長期休暇中に、遠足、学年別お出かけ、映画鑑賞、卒所旅行など、留守宅児童が長期休暇を有意義に過ごせるよう、工夫しています。

 室内では、子ども達による手作りおやつ、春と秋に行われるバザーに出展するゲームの企画~製作など、仲間と相談しながら目標に向かえるテーマを設けて活動しています。

 いずれの活動においても、子ども同士がお互いを気遣うと共に、指導員が安全に配慮しています。

◎各人の生活リズムも大切に

 時には、放課後に具合の悪くなる子どもがいます。その際には、指導員が発熱状態や他の症状を観察し、保護者に連絡すると共に、他の子ども達から少し離れたところで静かに横になることができます。症状によっては、最寄の医院に連れて行くこともあります。

 そのほか、習い事のある子どもは、行き先を確認した上で外出したり、お友達が遊びにきたりもしています。

◎金銭面での負担が大きい

 名古屋市の学童保育所は、各区1~2ヶ所の児童館を除いては、保護者が経営する民間施設です。瑞穂区内には、民間学童が、どろんこクラブを含め7学童あります。

 民間 の学童では、学童の方針、利用学童数、施設の立地条件などにより、市からの補助金や必要経費が異なるため、それぞれの学童で利用料を設定しています。市内 のいくつかの学童の利用料を見回すと、食事代、諸経費込みで2万前後/月と、トワイライトスクールに比して10倍を越える費用を要します。